ヨーロッパサッカーという枠を超越した大会 EURO

世界に数あるサッカー大会の一つであるUEFAヨーロッパ選手権は通称「EURO」と呼ばれています。このサッカー大会は、ヨーロッパ地域におけるナンバー1のナショナルチームを決めるイベントではありますが、大会中は国際サッカー大会とほぼ同等の注目を世界から集めています。

その理由はEUROに出場する選手たちのレベルの高さにあります。一般的に、ナショナルチームにはその国の選りすぐりのサッカー選手が集められますが、EUROに出場する代表チームの選手にはサッカーの本場であるヨーロッパの強豪クラブチームに在籍し、レギュラーとして活躍している者が非常に多いです。実力と人気のある選手が一堂に会し、普段はクラブチームで一緒にプレーする選手が敵同士になって戦うところが、この大会が多くのサッカーファンを引きつける理由といえるでしょう。

近年は、スポーツの商業主義化の流れを受けてEUROの大会規模が肥大化してきています。この大会の開催国は基本的には1国であり、1996年大会までは1つの国の領内で開催されてきました。しかし、2000年大会ではじめてベルギーとオランダの共催となってからは、逆に複数の国で共催するケースの方が多くなっており、UEFA創設60周年記念として開催される2020年大会では、域内の13都市で分散開催されることが決まっています。