キャプテン翼の人気は世界レベル

日本の漫画家・高橋陽一氏は1980年代初頭にサッカー漫画「キャプテン翼」の連載をスタートしました。その後、面白さが評判となってアニメにもなって数多くのサッカー少年に夢を与え、この作品は日本サッカーが強くなった要因の一つにまで挙げられています。

そんなキャプテン翼は、日本だけでなく海外でも現地版のアニメが放送され、スペクタクルなプレー(技)やサクセスストーリー系の作風は世界中のサッカー少年に夢を与えてきました。そして、これまでデルピエロ(元イタリア代表)、メッシ(アルゼンチン代表)、ポドルスキ(元ドイツ代表)、イニエスタ(スペイン代表)をはじめ、数えきれないほどの世界的な選手がサッカー少年だった頃に大きな影響を受けた事を語っています。その中でも、主人公の大空翼は少年時代を経て大人になりスペイン1部リーグのバルセロナに移籍したというストーリーがあるため、スペインのサッカーファンの間では特に人気があると言われます。

また、スペインリーグに日本人選手が移籍した場合、現地のファンや記者たちから、翼のように新加入の日本人選手がスペインで成功できるかどうかに大きな注目が集まることでも知られます。なお、のちにプロになった選手を含めて数々のサッカー少年を魅了したキャプテン翼の効果は最近、別の形で現れ始めています。2017年に夏に神戸に加入したポドルスキは昔から無類のキャプテン翼ファンで、この作品が彼と日本をつないだところがあります。さらに同じく子供の頃からキャプテン翼のファンだったイニエスタも日本サッカーに好印象を持っていてJリーグ移籍話が浮上しています。

今後もアッと驚くビッグネームがキャプテン翼の発祥国である日本でプレーすることを夢見てJリーグに来てくれる可能性を秘めており、この作品は実に偉大な漫画と言えます。